VDT症候群(パソコン病)
VDT症候群(Video Display Terminal syndrome)は、コンピュータやビデオディスプレイ端末を長時間使用することによって引き起こされる可能性のあるさまざまな健康問題
眼精疲労: 眼痛や頭痛、ドライアイ、異物感、羞明(眩しいこと)、視力低下などが現れます。
調節力低下(老眼): 近見から遠見への調節力不足や調節速度の低下があります。
筋骨格系症状:首、肩、腰のこり、腕や手の痛みやしびれが起こります。
精神症状:頭痛、耳鳴り、イライラ、倦怠感、疲労感などが報告されています。
睡眠障害:長時間にわたってVDTを使用することによって、睡眠の質が下がり、身体と心理の健康が影響を受ける。
手首と手指の障害:長時間にわたってVDTを使用することによって、手首と手指のこわばり、痛みが生じ、腕関節炎などの障害が生じる。
※ VDT症候群は、放置しておくと視力低下や肩こりなどの慢性的な症状に繋がる可能性があります。
● VDT症候群の改善法症状が重い場合や、生活習慣の見直しだけでは改善が見られない場合は、以下の治療が考えられます。
点眼薬: 目の乾燥を改善する人工涙液や、炎症を抑える点眼薬などが処方されます。内服薬: 眼精疲労や頭痛などに効果的な内服薬が処方されることがあります。視力矯正: 視力異常が原因の場合、眼鏡やコンタクトレンズで矯正します。治療: 物理療法、鍼灸など、症状に合わせて様々な治療法が検討されています。
● 生活習慣の見直し目の休憩: 20-20-20のルール(20分作業したら、20フィート(約6メートル)先のものを20秒間見る)を守りましょう。姿勢の改善: 椅子や机の高さを調整し、正しい姿勢を保ちましょう。照明の調整: 画面の明るさを調整し、周囲の明るさとバランスを取りましょう。ブルーライト対策: ブルーライトカットメガネの使用や、夜間のスマホの使用を控えましょう。湿度管理: 部屋の湿度を適切に保ちましょう。
[ 執筆者 ] 坂本 司 / Tsukasa Sakamoto
・東京衛生学園卒業・はり師免許・きゅう師免許・あん摩・マッサージ・指圧師免許・刺絡療法・吸角療法 その他
・社団法人山梨勤労者医療協会勤務 / 介護支援専門員 等 経験
・山梨県知事 [長崎 幸太郎 知事] / 県政功績者表彰 受賞
・一般社団法人 山梨県東洋療法師会の会長を長年経験 [現.一般社団法人 山梨県はり師きゅう師マッサージ師会]
・在籍スタッフ 柔道整復師、はり師、きゅう師、整体師、マッサージ師 等
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